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2017年10月、2004年から提唱されていたGoogleのhttpsサイト優遇ロジックがついに現実化しました。
2018年2月現在、すでにhttps化されているサイトについてはURL表示タブ内に「保護された通信」と表示されていますが、httpのままのサイトについては「このサイトへの接続は保護されていません」と表示されるようになっています。
現状のままであれば、それほど大きな弊害もないので、https化に必要性を感じないかもしれません。
しかし、そう悠長なことは言っていられなくなってきました。
Googleは2018年中に「 Chrome」ブラウザ内で、httpsに対応していない全てのウェブサイトに赤字の警告、「Not secure」つまり、保護されていませんという表示することにしました。
これは今は壊れたWEBページでしか使われていない表示です。
つまり今後、「httpサイトは信用に欠けるサイトだ」とGoogle側から判断されてしまうといっても過言ではないわけです。
猶予は「Chrome 68」がリリースされる予定の2018年7月とされています。
常時SSL化を進めることは、安心なサイトというGoogleからの承認を貰えることになるわけです。
常時SSL化をおこなうことで様々なメリットが得られる事になりますが、なかでも代表的なメリットを3つご紹介します。
これまでも、https化は長らく叫ばれてはいましたが、https化するとAOSSL(常時SSL化)になり重くなるため、httpよりもむしろ通信が遅くなる、とされてきました。
今は逆に、2015年にリリースされたHTTP/2に対応することで、httpsのほうが通信速度はUPしています。
このHTTP/2、httpでは絶対に使用できない、と言う訳ではないですが、多くのブラウザでは「HTTP/2はhttpsのみ対応する」と表明しています。
つまり、HTTP/2の対応にはhttps化は不可欠だ、ということです。
これまでログイン画面やクレジット情報ページでのみ使われていたSSL化を全てのページに常時用いる事で、不正アクセスや通信の盗聴を防げるようになります。
スマホやタブレットの近年の普及により、無料のLANスポットが拡大しました。しかし、無料のLANを接続してサイト閲覧を行った場合、通信を第三者にのぞき見されてしまうリスクが発生します。
AOSSLすることで、改ざんやなりすまし、盗聴を防止し、Free Wi-Fiでも安全にサイトアクセスが可能です。
アクセスしたサイトにNot secure この接続は保護されていません、なんて表示されると、危険なサイトなのではないかと不安になってしまうかもしれません。
常時SSL化する事で安全性をアピールできるので、ユーザーに安心感を与えることができます。
検索順位が有利になるとも言われていますが、これはそこまで大きな恩恵はないと思った方が良いでしょう。
同じ内容のサイトがあった場合、httpよりもhttpsの方を優遇する、といった程度です。SEO効果は全体の1%とほどです。
「よし、常時SSL化をすすめよう!」と早速思い立った方、以下のページで常時SSL化についての手順をご紹介しています。
参考にしてみてください。
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