「Cookieを有効にしますか？」今更聞けないCookieの正体

　
「Cookieを有効にしますか？」という表示を見たことがありませんか？
なんとなくOK、を選択しているという方も多いと思いますが、このCookieとは何なのでしょうか？
今回はCookieの正体と有効にすべきかどうかをご紹介します。
　

Cookieとは？

Cookieは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなデータファイルのことです。
このデータには、ユーザーのウェブサイト訪問履歴や設定情報、ログイン情報などが含まれています。
Cookieを有効にしておけば、ログイン状態を保持しておいてくれたり、好みに合わせたサイト表示されたり、ショップサイトのカート情報を維持しておいてくれたりと、WEBサイトを閲覧するために役立ってくれます。

Cookieはプライバシーにも関わるため、有効にするかどうかは個々のユーザーの判断によりますが、ウェブサイトの多くの機能を正常に利用するためには、Cookieを有効にする必要があります。
Cookieを有効にすることには利点もありますが、一定のリスクも伴います。

Cookieを有効にするメリット

Cookieのメリットは何といっても利便性が上がること。
Cookieを有効にすることで、ウェブサイトはユーザーの設定やログイン状態を保持でき、次回の訪問時にすぐにアクセスできるようになります。
何度もログインし直さなくて良いのは楽ですよね。
ショッピングカートに商品を追加したり、購入履歴を保持することもできるので、後で買おうと思っていた商品がお買い物かごから消えてしまうという不便を解消してくれます。
また、ユーザーの過去の行動や好みに基づいたコンテンツを表示し、よりカスタマイズされたサイトや情報を表示してくれることにも役立ちます。

Cookieを有効にするリスク

一部のCookie、特に第三者のトラッキングCookieは、ユーザーのオンライン行動を追跡し、広告配信のために使用されることがあります。
見ていたニュースや動画、ショップサイトの商品に似た広告が表示された経験ある方も多いでしょう。
誰がどんなサイトを見たかを収集することができるため、ユーザーのプライバシーが侵害される可能性があります。
また、不正なCookieを利用して、セッションハイジャック（ログイン情報の乗っ取り）やクロスサイトスクリプティング（XSS）攻撃が行われる危険がある事を知っておきましょう。
　
　

Cookieのリスクを軽減する方法

多くのブラウザには、Cookieをブロックする設定があります。
Cookieを無効にする、を実施すれば上記のようなリスクを回避することができます。
　
Googlechromeでcookieを有効、または無効にする　
　
また、 プライベートモード（シークレットモード）では、Cookieが一時的に保存され、セッション終了後に自動的に削除されるため、一時的な検索や共有のパソコンを使用する場合等は有効です。
定期的に必要なCookieだけを残し、不要なCookieを削除することでもリスクを軽減できます。
なにより不審なサイトではCookieを有効にしないようにしましょう。
セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。

Cookie利用のススメ

Cookieを有効にすることでウェブサイトを便利に利用できるようになりますが、プライバシーやセキュリティ面でリスクがあることも理解しておく必要があります。
適切な設定としっかりとしたセキュリティ対策を行うことで、Cookieの利用リスクを大幅に軽減することが可能です。

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